今回はクレオパトラが愛したとされる神秘の香り「キフィ」についてご紹介させて頂きます。
〇キフィとは
世界最初の調香師と言われている古代エジプトの神官たちが作った幻の香り。
キフィとは「聖なる煙」という意味で、エーベルス・パピルスという最古の医学書によると
約16種類の植物性香料から作られた『調合香 料』と記されています。
また、「キフィ」は別名『神々を迎える香水』と呼ばれ、
浄化や鎮静・安眠効果等があるとされており、心を落ち着かせ心地よい睡眠を誘うと言われています。
〇使われ方
古代エジプトでは「甦り=再生」に繋がると考えられている香りがとても重要であったため
1日3回(日の出・正午・日没)に空間の浄化・心身の浄化を目的に、主に神殿で焚かれていました。
日の出にはフランキンセンス(乳香)、正午にはミルラ(没薬)、日没に焚かれていたのが「キフィ」と言われています。
瞑想時に心を落ち着かせるためや、邪悪なものが寝室に侵入しないように空間を浄化し、心地よい香りで眠りを誘いました。
〇キフィの処方箋(レシピ)
「キフィ」と呼ばれる香料の処方箋(レシピ)は、記された場所やその時代のファラオ(王様)によっても異なる為、複数存在します。
代表的な「キフィ」の主な原料は、
アカシア・オレンジ・カシア・カシア桂皮・シトロネラ・シナモン・ジュニパー・ショウブ・松脂・蜂蜜・バラ・ピスタチオ
ペパーミント・没薬・レーズン・レモングラス・ワインなど。
16種類もの天然原料を新月から満月にかけて手作りで調合されています。
そんな沢山の魅力を感じる神秘的な「キフィ」ですが、実際の材料を現代で揃えるのは不可能だそうです…。
ですが、弊社ではキフィの香りをイメージした香料【キフィの原液】を取り扱っております!
スパイスの刺激的な香りに甘く温かいウッディが優しく包み込む香りです。
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M.H