先日の休みに、高校時代に所属していた部活の大会のライブ中継を観ていました。
太陽光で発電して走る「ソーラーカー」を製作する部活なのですが、そこではフレーム(車体の骨組み)の設計やタイヤにブレーキやサスペンションを取り付けカウルと呼ばれるボディーの整形までイチから学生が製作し、作った車両には生徒自ら乗り込んで運転しています。
ソーラーカーと言えど時速120km/h以上で走ります。
自分は学生時代、イチから作った車両を「どれだけ速く燃費良く走れるか」の性能を競う全国大会が毎年8月に三重県の鈴鹿サーキットにて行われています。
「FIA ソーラーカーレース鈴鹿」という4時間耐久レースの大会に3年間出場していました。
出場チームは学生から企業チームまで幅広く、中には元F1ドライバーを起用チームもいる程活気にあふれた大会でもあります。
1・2年生の時は準優勝する事ができ、3年生ではドライバーも務め、高校最後の夏に大会新記録を更新し悲願の全国優勝する事ができました。
自分達が卒業した後も車両は引き継がれ、後輩たちの努力によりその後も優勝を重ね、大会7連覇という結果を残してくれました。
その功績は、車両に取り付けていた大手バッテリーメーカーにも評価され、メーカーHPにはバッテリーの性能を実証する物として現在も掲載されています。
だいぶ長くなりましたが。。その位、高校時代の思い出は大きな存在だと思います。
そんな思い入れのある「ソーラーカーレース鈴鹿」も新型コロナウィルスの影響を受け、
鈴鹿サーキットより 「技術が大きく進化し代替エネルギーのトレンドも変化した現在の社会状況の中でソーラーカーレースがこれまで担ってきた役割を果たした」として今年2021年大会をもって終了する事になりました。
自分にとってはとても思い入れのある大会なので「最後の大会くらいは後輩達の姿、学生時代造り上げた車両がフィニッシュラインまで走り切る瞬間を直接応援してあげたい」
と思いましたが感染者数の増加もあり、自宅にてライブ中継で観戦しました。
結果は途中トラブルもありましたが、総合5位、クラス準優勝を飾る事ができ、朝から見てる側もハラハラドキドキで久々に当時の感覚を思い出しました~。
大会が終わってしまうのは残念ですが、卒業した後も良く面倒を見てくれた先輩方、
今まで頑張ってくれた後輩達への感謝と計11年間走り続けてくれたマシンに敬意を表したいと思います。
そんな事を思う8月でした。
HAMASAKI